満足度★★★★
鑑賞日2018/09/04 (火) 19:30
一昨年の旗揚げ公演の再演で、初演も観ている。相変わらず面白い。明智小五郎が初めて出てくる「D坂の殺人事件」を題材に、法廷劇の形で改めて検証するというもので、江戸川乱歩の小説が、推理小説というより娯楽小説として書かれていることを確認するような芝居になってる。登場はしないが明智小五郎が実在の人物として描かれているなど、乱歩の世界観を活かしつつも、新たな視点を出すなどフィクションとしてエンターテインメントとして、良質な芝居を提供してくれている。
会場の構造から、見切れるシーンが出てくるのが惜しい。