満足度★★★★
鑑賞日2018/08/25 (土) 19:30
#ワラカルト2018
「コメディ」の枠にとらわれず落語あり日替りゲストの芸人さんの芸あり法廷劇リーディングありとバラエティに富んだ内容は松花堂弁当のよう。
「ある妹とその弟」
基本中の基本でコメディらしいコメディ。「コイツ、何言ってんだ!?」の連発で大いに笑う。
「落語」
演じた景浦大輔さんは声優とのことだがまるで噺家、しかも演目は複数あったらしく、お見事。しかしこの回の下げの「緑青」、客席にあまり通じていなかったのでは?
「日替わり芸人」
車掌風の衣装でも主張しているように鉄道が大好きという太田トラベルさん。得意なものは他にもあり、と前置きしてバルーンアートでプードルを作って見せ、そのままそちらの芸かと思わせてそれ以降はバルーンアートで鉄道路線図を作るというハイブリッド。1週間がかりで作った東京の路線図というオチも巧かった。
「四番目の証言」
コミカルな部分も多少はあるが弁護士、検察官、裁判官、被告、2人の証人(以上6人の人物を4人の役者で演ずる)による法廷劇リーディング。
コメディではなく、協会員たちの演技力をまざまざと見せつける、的な。
「Hana」
タイトルにちなんだ短編集……というか、それに先に書かれた短編から連想した内容も加えた感じ?
5つの出し物の最初と最後を形式の異なるコメディにしたのも構成の妙と言えよう。
ところでツイッターのハッシュタグに「2018」が付いているってことは、毎年恒例とする構想かな?(期待)