満足度★★★★★
鑑賞日2018/08/23 (木) 19:30
全16回公演の休演日翌日、1日2回公演のソワレ。
ちょうど、よいタイミングの回かな。かなり高いテンションを要求される2時間超の舞台ですから、疲労も蓄積するでしょうから。
フライヤーを見て、あのオープニングのおバカなノリと統制の取れたダンスを見れば、この舞台は
本当にラフレシア探しに行く、コメディータッチな一夏の物語、と勘繰るのはいたしかたない。
休憩時間があるのは、きっと南アジアの舞台設定に変えるために設けてあるのだなあ(そんな気配が全くないのに)、なんて脳天気に思っていた私、本当にラフレシア探しに行くんだよなあ、と信じるように観ていた私、最初は視界が遮られていた舞台上のちらかった廃屋を見るにおいても、そう信じようとしていました。
それでも、入場時に配られる配役表裏のオープニングの歌詞を読むことをしていれば、そうした錯覚もなかったのかな。(この歌詞、歌になるとやたら明るいので、その歌詞の意味まで考えないのだよ)
19:30開演で終演は22:20、休憩除き正味2時間40分だったのだけれど、他の方々がおっしゃる通り、全く長く感じなかった。重い話でありながら、観客に直線的な緊張を強いるのではなく、緩急の波を大きくして、観客を適度に弛緩させながら、山場をいくつも作っていたからだろう。
終演後に「本番後記」を配って、ちょっと混乱している頭をすっきりさせてくれる心遣いには感謝します。