東京バビロン演劇祭2018 公演情報 東京バビロン「東京バビロン演劇祭2018」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★

    鑑賞日2018/08/17 (金) 19:30

    園 「そうかもしれない」
    正直なところ、舞台を観ているだけでは、セリフも聞き取りにくいし、音響がセリフに被ってしまったりで、うまく内容が伝わらないこともあって、何だこりゃ的な感じでした。しかし(これは本来ではないのですが)、アフタートークを聞いて、目指していることが判り、かなり舞台内容がほぐれて助かりました。
    正直、セリフと音響の調整、セリフが聞き取りやすくなれば、是非もう一度観たい舞台です。セリフの音と音楽、効果音の音が作り出す寓話なのですね。
    少女を探しに海にでる2人が乗る船や、登場しない海に消えていった少女は、ドラマの持つ揺らぎの象徴、演劇が日常からの逸脱であることを端的に表すメタファーなのですね。(違うか?)
    ちょっと話が長かったですけれど、増田義基が「演劇というのは、終わるからいいんだ」と話したことは共感というか、ちょっと気づかされました。そうか、海に消えた少女も、彼女を探しに出た2人も、終わることで回帰できるのだなあ、と。

    緊張した身体から発声される言葉、制御されながらも即興性を失わない音楽や効果音、その主従のめまぐるしい転換を売りにした舞台。
    台本ではなく、CDが欲しかったなあ。是非、再演した時には音量を調整して(要はセリフが聞き取れるようなバランス)録音をお勧めします。私はCDになれば必ず買いますよ。聞いてみたいのです。

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    2018/08/23 14:22

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