12人のそりゃ恐ろしい日本人 公演情報 劇団チャリT企画「12人のそりゃ恐ろしい日本人」の観てきた!クチコミとコメント

  • 虚に実の香りを織り込んで、
    今の日本では滑稽に思えるような話でも
    ある国で上演すれば
    現実の描写になってしまうかも・・・。

    道筋にどきっとするような説得力があって
    ひきつけられました

    ネタバレBOX

    比較的旬のネタをちりばめながら
    ネタの色だけにたよるのではなく
    もっと大きな潮流のようなものに観客の視点をもってくるところが
    すごい。

    劇場型にコントロールされていく裁判員制度や
    金融危機による貨幣価値の崩壊をもイメージさせる葉っぱ話、
    派遣村のイメージから戦争にまでいたるイメージの膨らみ・・・。

    風が吹けばもうかる桶屋の話であるともおもいつつ、カラスのイメージなどが加わると奇妙な真実味がやってくる。

    役者たちには、それぞれのキャラクターが持つ色をちょっと強めに出す技量があって、物語の虚をうまく実に押し切っていたように思います。

    ごみで太るカラスの比喩も秀逸

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    2009/03/09 11:38

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