満足度★★★★
鑑賞日2018/08/20 (月) 19:00
2012年版のアリスの舞台が、ネットでダイジェスト再生できますが、セットやセットを立体的に使うところを除けば、あまり変わっていないような。ただし、配役はかなり変わっているのに、主演アリスの松山クミコさんだけは、全く変わらない。これは誉め言葉ですよ。
夏のドガドガ、月曜日ということもあってか、初日の満員に比べるとちょっと入りが少ない感じかな。初日、二日目では盛況もあり、トップギアで走り続けたのでしょうね、いつも通りにテンションは高いのですが、少しお疲れ気味な感じも受けました。
それでも、高いサービス精神で、客席を一切飽きさせることがありません。
グダグダな前説の劇団が多い中、前説も途中休憩トークも、よくもまあバカバカしくも楽しませてくれます。ちなみに、蜂巣和紀さんのヤマトタケルの物まねに一言、ヤマトタケルと卑弥呼は、全く関係ないですよ。
こういうエンタメの舞台は、やはり途中休憩って大事です。また、飲食OKもあった方がよい。一旦クールダウンする時間が欲しいし、トイレの心配をしなくてよいね。それで2時間強はお手頃な時間感覚です。
さて、物語りですが、アリスは主軸の話に関係ないじゃない!バスガイドである必要ないじゃない!なぜ巨乳になるの?などとやたらと取っ散らかっているのですが(私のドガドガ経験で最大級の取っ散らかり方、でも再演に当たって、そこに手を入れる気は全くなかったのですね)、いやあ、それゆえにか、ひたすら暴走してくれて楽しめました。
起承転結なんて全くなく、展開は序破急のリズム。
夏にドガドガは合うなあ。また浅草東洋館に来ますね。