鑑賞日2018/08/07 (火) 18:00
価格1,800円
18:00の回(曇~雨)
17:31受付、開場。
昨年もいくつか観ています。
今日は「A」 。
多摩美「fatrripm」、武蔵野美「劇YAKAN」、日芸「劇団クオッカ」の順。
みなさん初めての劇団ですが、多摩美と日芸はゼミ公演や他劇団を観たことがあります。
客席のほとんどは学生さんかと。
それぞれ30分で全体が90分。
こりっちで検索すると観たことがある方は(敬称略)
多摩美では「大工」で、河野まとい、田口紗亜未、石坂杏子、森田聡洋(オープンブルーも)、阿部百衣子。
日芸では、「タマシイ」「踊る阿呆を見る阿呆」で竹森まりあ、「crisisters!!!!」で立野真帆、「僕らはいつもふわふわ中毒」「たった それだけのこと。」で飯村樹。
■多摩美「fatrripm」
席に座ると、不思議な「造形」。床から生えているような妖しさと色。中央に大きな輪、かすかに糸のようなものが垂れている。
校外公演で多摩美(個人を除く)を観るのは「卒業制作展」「妖精大図鑑」を除くと初めて(と思います)。
変わった小物を使いながら浮遊、呼吸するように言葉が漏れ出し、ときどき休憩か。
雰囲気はいいと思うのですが、造作を変形させるシーンではどうしてもそちらの「作業」的な所作に目が行ってしまい、少し現実に戻ってしまうことがありました。
また、舞台上、役者さんの動き(避けて歩くため)が制限されているように感じました。
「街」について具体的に示唆するセリフはなかったと思うのですが、どのような(体験的、観念的にでも)ものなのかイメージできなかっため劇との距離が残ったまま終演。
■武蔵野美「劇団YAKAN」
当パンの字が読みにくい...です。
「アンドロイドは開発者の夢を見るか」というのでP.K.ディック→「ブレードランナー」的ではありませんがなかなか好み。
タイプ別の設定と、なぜここにいるかの設定も「あ~、考えているな~」と思いました。
が、いまどき10万馬力という表現はないだろう...とも。でも動力源は何かな.とも.。
「セクサロイド」「アンドロイド」
まんがでは松本零士さんの作品、SF小説では眉村卓さんの「わがセクソイド」、平井和正さんの「アンドロイドお雪」。映画では「エクス・マキナ」やI.アシモフ「アンドリューNDR114」などなど。
ラストも一ひねりしてあって好感
■日芸「劇団クオッカ」
日芸らしい...奔放...と思いますが面白いところと全然わからないところのミックス味。
役者さんたちは張り切っていますがバンパイアはどうしたのでしょう?
リアルな存在ではなくなにかの表象(自己の精神世界??)かもしれませんが...??でした。
作品タイトルと内容がミリ単位でも重ならない芝居はたくさんありますが本作もそうではないかという感想です(スミマセン)。