満足度★★★★
ポランスキーの映画は観ていませんが、以前舞台で「死と乙女」を観て三人芝居の緊迫感が忘れられず、どうしても観たかったのです。
あいにくの天気でしたが観に行って良かったですね~。
ミランダ医師が本当にあの医者なのか、ポリーナは彼をどうしたのかは、はっきりとは描いていないので観客に想像させる余白があっていいと思う。
凶悪な犯罪者には死刑にすることで解決なのか、とか死刑とは何かも考えさせられる。脅迫により自白させるポリーナの姿に警察による取調を思い浮かべたりもした。観た後、もやもやと重い気持ちを抱きながら、現在の日本でこそ上演されるべき作品と思いました。