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プロポーズ難民
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公演情報
ピヨピヨレボリューション「
プロポーズ難民
」の観てきた!クチコミとコメント
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ハンダラ(10417)
満足度
★★★★
タイトルセンスの良さに先ず惹かれた。(華4つ☆)Bチームを拝見
ネタバレBOX
日本の文化は“恥の文化”だとの指摘は随分前からあったが、最近では死んでしまった概念だとの指摘もある。だが、根底はそう易々と変わるものではない。だから、日本の女性は、欧米系の男にモテるのだろう。控え目に見られるからである。
一方女性の本質は変わらないから、実際には理想の伴侶を求めて、今作で描かれるようなバトルが日々繰り広げられている。但し上記のような文化的規制が、彼女らの表現をたおやかにみせているのだ。では、恥の文化とは何か? 監視されることを前提に、見られる自分を演じる文化である。従ってダーザインとしての自己が、己の行為・選択に対して決定的な倫理的責任を負い、担ってゆくことが根底にない。何故ならそれは社会から見えない部分であり、一神教的な神に対する人間という主体も形成されて居ないのだから担いようがないと考えるからである。観られる自分を社会の目を基準に考える以上、そこで出来上がる自分は、そう在るよう世間から期待された自分であるより他に無いのだ。登場人物各々の主張は、従って総てダーザインの深みからは出てこない。アルアル、イルイル感覚で鑑賞できるのはその所為である。
無論、エンタメとして、歌と踊りのバランスも良く、楽しめる舞台であることは事実だ。半円形を積み重ねトップに踊り場をあしらった造作が下手側に2つ、上手側に2か所、各々の位置を前後にずらして作られ、その狭間・劇場壁側を大きな平台形式で繋ぎ、天上からは白布を円筒状に巻いた柱が4本垂れ下がっている。歌詞が、この柱に映写されるなどの仕組みも作られており、黄金から赤、黄、白等々様々な衣装も映える。無論、各々の衣装は、登場する女性の性格を代弁するような色調である。更にイベントが、特別であることを示すかのように踊り場へ向かう板上にはレッドカーペットが敷かれているという念の入れ様だ。
内容は、観てのお楽しみ。楽しめることは請け合いである。
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2018/07/18 13:14
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