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日本文学盛衰史
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公演情報
青年団「
日本文学盛衰史
」の観てきた!クチコミとコメント
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住み込みの女(533)
満足度
★★★★
ネタバレ
ネタバレBOX
平田オリザの新作『日本文学盛衰史』を観劇。
明治時代の有名作家の通夜の席での芝居。
一幕物だが、四場あり、全て通夜の場である。
毎回同じ面子が集まる通夜の席で、文豪達は新たなる文学の幕開けと
時代の不安感を感じながらも、故人に思いを寄せている。
いつもながらの永遠と続く会話劇で、通夜に集まっている人たちの会話の内容は、近況報告やら世間話ばかりだ。
場が何度変わっても、話のうねりはなく、まるで同じ場面を何度なく観せられている錯覚に陥る。だが毎回の場にうねりがなくても、時代背景が大きくうねっているのが見過ごせない点だ。
だから今作は、目の前で起きている出来事は、絶えず同じ物を永遠と観せられてはいるが、頭の中では、時代背景が絶えず忙しく動き回っている状態になっている。
そんな状況を2時間近く観せられていて、「何時もの如く、きっとこのままで終わるのだろうな?」
と思いきや、最後に全てを破壊してくれるのである。
いつもと違う平田オリザを存分に味わえるのである。
誰もが真似出来そうだと錯覚しそうな「平田オリザの現代口語演劇」は、
やはり本人しか作れないオリジナルだ。
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2018/06/14 15:45
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