満足度★★★
鑑賞日2018/06/09 (土) 14:00
価格4,000円
葉チームを観劇。
2年前の雨の日の交通事故によって人生が変わってしまった2人(加害者・被害者)の女性を中心とした物語。
最終的な落とし所を筆頭としたストーリーテリングや会話の端々など随所に「藤吉みわイズム(笑)」が感じられてよくできているが、序盤の1つの場において台詞のやりとりに現実の会話なら生ずるであろう間がないため「会話」ではなく単なる「台詞の音読」になり(その場が)白々しくなってしまったのが珠に瑕。
なぜそんなに先を急ぐのか?(※) それさえなければほぼ満点なのに惜しい。
脚本に関しては、ある人物の身勝手さが諸悪の根元(笑)のように思えるが、脳内で設定を補うことで納得。
また、終盤の「夕暮れの屋上」場面の照明表現がステキ。
あと、加藤大騎さんのダンスって貴重では?
※ 会話というのは相手の発言を聞いて、自分なりに咀嚼して、考えをまとめて返事をするので大半の場合は「間」が生ずる筈。
尺を気にするのか、早口になるのはまだ良いとしても、この「間」をなくしてしまうと薄っぺらく白々しい虚構丸出しの単なる台詞の音読になるのでやめていただきたい。
芝居において序盤の前振り、人物や状況の説明、伏線などの場面は早めに済ませて本筋に入りたい、という心理はワカらないでもないが、そういう「マクラ」をおろそかにすると、後がどんなに良かろうと大なり小なり「虚構」っぽさが尾をひいてしまうんだな。頼むよ。
2018/06/13 01:04
ありがとうございました😊
この公演にとってのダンス、自分にとってのダンスはとっても貴重でした!