満足度★★★★
オーディション会場の設定は「千本桜ホール」という。だからか、周辺の地形を具体的に話すのであるが、妙な一体感を演出する。
「松屋で飲もう」の座長の提案には笑えた。
この人物は後輩に対して敬語を使ってしまう習性があって、チャーミングに感じる。
舞台では壁がけ時計が刻む。
オーディション課題における「60分間」を併化するための措置と思う。
しかし役者を観ていたい。
役としての劇団員は十人十色よろしく滑稽で掴みやすい人柄だ。
密室サスペンスが邪魔をするくらいだったと思う。
浅黒い俳優を「インドネシア人」とするなど、浅はかな当て書きであるが、そうした アンサンブルが心地いい。