満足度★★★★
鑑賞日2018/05/22 (火) 19:30
価格2,300円
関係が複雑な5人の兄弟姉妹(と母)の会話劇、大半を占める場面は自宅(のLDKのテーブル?)での会話でその内容も一部不可解な部分はあれ基本的には普通なのに現実味が乏しく夢の中のように不確かに感じられてしまうのはこの会場の白っぽくてがらんとした雰囲気と1灯固定の明かりのせいか? 終盤の別の「場」での会話がよりそれを強調する感じ。
その終盤の別の場との対比に加えて、つい先日Gallery&Space しあんで観たあさがお企画「言葉を纏ふ 纏の二 太宰治「きりぎりす」」の固定5灯ながら組合せによる雄弁な明かりとの対比もあり、印象が深くなったかも。
さらに1灯というのが電柱の下での不条理系を想起させたのではないか?
本作を例えば東中野のRAFTで上演したら声は響かないし、会場の内装もしっとり落ち着いた感じなので、受ける印象がかなり違うのではないか?なんてことも考えた。