GHOSTMIX Ⅱ 公演情報 劇団虚幻癖「GHOSTMIX Ⅱ」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★

    9日午後、大塚の萬劇場で上演された劇団虚幻癖の番外公演『GHOST MIX Ⅱ』を観てきた。これは、知人の役者・塚田しずくが出演していた関係からである。虚幻癖の舞台は今回で2回目の鑑賞。1回目は数年前に『ロザリオと薔薇』という作品だったが、作品全体が混沌としていて劇団の特徴がつかめなかった。今回はコメディ的な作品で前回とは趣が異なりそうなので、期待して出かけた。

    舞台は平成後の日本。妖怪を自由に操れる妖玉3つを巡り、それぞれ妖玉を一つづつ持つ忍者の伊賀と甲賀、それに何でも駆除会社「妖社」社長の安倍武史の3者が妖玉をすべて手に入れるべく争うことに。というのも、妖玉を3つ持った者が世界を支配できるから。
    爆音の音楽・ダンス・妖怪たちの変な殺陣が入り乱れるエンターテインメントコメディショーという事なのだが、どうも脚本自体が混沌としていて、面白い場面はあるのだが大笑い出来る無いようでもなく、かといってシリアスな場面も薄く、見終わった印象が弱い内容であった。
    登場人物が多めなのと、それらの人間関係が明確化されていないのが混沌の原因か。その結果、コメディも核心を突いていないので笑いが取りにくくなってしまっていた。

    思うに、この劇団はこうした混沌さが特徴なのかもしれない。舞台にすっきり感、あるいは何か得るものを求める者にとっては物足りない劇団かもしれない。

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    2018/05/20 21:15

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