満足度★★★★
平成の今に、戦後間もなくから始まる大衆食堂がある。
頑固一徹の父を婚期を逃した娘が助けているが、そんな食堂も時代の流れで経営は今や風前の灯火。
そこを舞台にした常連さんと訳ありの新規客が巻き起こす(少し)笑って(大いに)泣ける物語、と書けばあとは皆さんの想像通りの昭和人情劇の王道の展開である。
役者さんも若い人からベテランまで適材適所で安定した演技を見せてくれる。こういうドラマの愛好家にはもちろん、そうでない方にも年に一度の観劇をお勧めしたい。
まあしかし、あまりに典型的でもう少しなんとか新しい試みはできないのかという不満もあるので星は4つ止まり。時代劇と同じで「余計なことはするな王道をまっすぐに進め」という方には星5つだろう。
途中で店の宣伝のビラが配られるので積極的に貰っておけば後で良いことがあるかも。