縁あって旗揚げ公演から観劇している者です。
こちらの劇団の優しい話が好きで毎年訪れております。
今回アンケートに記せなかった正直な感想をお伝えしたくキーボードを叩いております。
アンケートに書けなかったのは他の観客の方々がとても感動したと声高におっしゃっていたので自分の意見は場違いで驕ったものではないかと控えさせていただきました。
しかしだからこそ、このようなことを考えた人間も少数いたのだとお伝えできればと書き込みをさせていただきます。
ご不快に思われる点もございますでしょうがご理解いただければ幸いです。
初めて公演を拝見させていただいた際、学生演劇のようなフレッシュさがありこれからが楽しみな劇団さんだなと好感を覚えました。
年によってお話の出来に差はありますがそれはお若いからしょうがないことだと感じておりました。
そして四度目の公演を観劇させていただき、ふと疑問に思いました。
この方々はいつまでこのままなのだろうと。
まだ四年目、されど四年目。
劇団の色も味もかたちが出来上がってきているのでしょう。
皆さんがおいくつかは定かではありませんが(ゲストの方々は恐らくもっと年上なのでしょうが)在学中か卒業後に劇団を立ち上げられたとして、もうそろそろ一般的には社会人の年齢になられているかと思います。
その割には感情表現が少々幼いのではないでしょうか。
特にこの劇団は山場の場面でいつも叫び合っている印象があり、ただ感情をぶつけ合うというのがあまりにも幼稚に思えてしまうのです。
自分の心情を吐露するとしてもある程度理性のある大人であれば感情的になるだけではなくもう少し抑えた言い方もあるのではないでしょうか。
今回のような家族物という観客の心情に共感を呼びやすい作品だからこそ、ただ叫び合うというのがより稚拙に感じました。
今回の作品でカワサキさんの家が新たなかたちを作られたように、次の公演では是非若さだけではない年相応の深みのある劇団のかたちを見せて頂けたらなと一ファンとして願っております。
長文乱文失礼いたしました。
次回公演も楽しみにしております。