水槽が四つ、等間隔に置いてある。
金魚はいない。藻だけ生えている。
6人の女子高校生が、いまだ帰ってこない母親を待つ、七夕の日。
ここで ふと考える。
15歳〜18歳の間に6人も産まれるなど、現実的なのか。
双子はいない。
そこからイリュージョンとして観ようと思った。
楽曲はチグハグしている。
往年の名曲が流れたら、つぎはJメロという具合に。
イッショクタン演劇。
しかし、彼女たちは 水槽のごとく等間隔で踊ったりする。
その光景は煌びやかで、内面的・断絶的な物語との対象を成すのだ。
あぁ、スタイリッシュ。
客層は男性が中心だ。
もっと幅広い層に観てほしい。
6番シードの お姉さん… のような。