『劇団「劇団」× MousePiece-ree』 公演情報 火曜日のゲキジョウ「『劇団「劇団」× MousePiece-ree』」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★

    劇団「劇団」「 バカと天才(30×30ver.)」は、前半と後半でガラリと雰囲気が変わり。
    MousePiece-ree「白鳥じゃないけど白鳥魂」は、とっても楽しくて笑わせて頂きました。

    ネタバレBOX

    劇団「劇団」「 バカと天才(30×30ver.)」

    ひとりの女性研究者と、高額のバイト代で集められた4人の心理検証実験被験者。
    実験の内容は、バカと天才に話し合いで分けること、うちバカとなるのはひとりだけ。
    天才というのは判りやすい、バカというのは難しい。
    何をもってバカとなすのか。
    バカに分類されたくないが為の、4人の駆け引きが前半の見どころ。
    主に駆け引きが際立っていて、バカの定義の方ももっと掘り下げられた気もしました。

    後半は、ドタバタしていた前半から雰囲気が変わり、サスペンス。
    女性研究者と、4人の被験者の、秘された関係性が表沙汰に。
    女性研究者の弟は自殺しており、4人はそれぞれ別々に弟の自殺に関係、この実験はその恨みを晴らすためのものだった。
    ここからが…個人的にはあまりすとんと落ちてこない設定でした。

    女性は、4人で決めたひとりのバカだけを殺すから、バカを決めろと迫る。
    何故、ひとりだけでよかったんだろう?
    殺したい程憎い対象者が4人もいるのに、ひとりだけ殺せばそれで気が済むの?何故?
    そして殺害の手段、4人がいる部屋に毒ガスを流し、3人にだけ解毒剤を渡すからと掲げてみせる。
    1対4でしょう?しかも女性ひとりに対して、4人のうち2人は男性…その見せびらかしてる解毒剤、取り上げたらいいんでないの??

    観てて、そういう疑問が浮かぶとどうしても意識に引っかかってしまって、どうしてもノイズになってしまう。
    でも観方としては、細かいことさておいて、演劇的手法や語りかけたいこと、それだけに集中するのがベストなのだと思います。
    ノイズ、邪魔。

    MousePiece-ree「白鳥じゃないけど白鳥魂」

    あのマウスさんが火ゲキで観られる…って、とってもスペシャル。
    贅沢感のある今期スーズンの開幕になりました。

    もう出からしてインパクト大、このお方がこんな格好で立ってるってだけで、もう。
    客演先では観られない、ホームならではのお姿。

    今回のお話は、バレエ教室の発表会、その本番当日の舞台裏。
    開演時刻が迫っているというのに、会場に来ているのはおじさんただ一人だけ。
    その他の生徒さんは皆ボイコット。
    そこで慌てふためく舞台監督さんと、やってくるバレエ教室の講師と、ただ一人来ている生徒のおじさんによる、ドタバタコメディ。

    いや~おもしろかった!
    ボケとツッコミのテンポが軽快で、終始ツボを刺激されまくりでした。
    あんなかっこいいお三人なのに、ホームではこんなにちょけて面白い…このギャップ。
    ずるいですよねぇ。

    終盤では見事なバレエも観せて頂き。
    スカッと笑って楽しく、とても良い夜でした。

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    2018/04/15 09:03

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