満足度★★
鑑賞日2018/04/11 (水) 19:30
座席1階B列6番
初日、前説の押しがあったのか、それと後の挨拶が長かったのか、終了は21:20。
この劇団ファンの方にとっては、楽しかったようなのだけれど、私的には消化不良というか、もやもや感が漂いました。
テーマとしては、この世は陰陽、つまりは男女、善悪などが並び立ち、生死の覇境は曖昧模糊。個を成り立たせているのは、家族という関係性。というようなところなのでしょうか。
テーマなんかなくても、エンタメとして楽しめればよいのだけれど、
タイトルに象徴されるようなエロチシズムもないし、奇妙奇天烈さ、あるいはグロテスク、カタルシスを果たすようなとんでもなさもない。
主人公一行は、旅を続けるのだけれど、それをただ舞台の上をグルグル回るだけでは、
小劇場とはいえ、どうも芸がない。何かもっと視覚的にも演技的にも、納得させてくれるものがないと。ダンサーの皆さまも、狭い舞台で発散しきれないもどかしさも感じた。
琴乃さん、Twitterで読んだのだけれど、数日前から声が出なくなったそうで、舞台上でも辛そうだったなあ。