満足度★★★★
鑑賞日2018/04/04 (水) 19:00
一組目:サイマル演劇団/隣屋
【サイマル演劇団】
少し前にスペクタクルなOM-2版を観た後だけにダイナミズムに欠けるように感じたが、実は案外こちらがオーソドックスか?などと思いながら観ていたところ、アフタートークで赤井主宰が傘の女性が「ハムレットマシーン」のテキストを読み、絡んでいる男女が「ハムレット」を体現(ハムレットとガートルード)、腰掛けている男性が全く別の小説を朗読していると明かしてくださりギャフン!(笑)
そもそも戯曲が沙翁のハムレットの「リミックス」的なものなのにそれをさらにリミックスするとは恐れ入りました。(笑)
【隣屋】
台詞/会話担当の男女、身体表現系の女性、生演奏/生音担当の2人でのパフォーマンスにて「ハムレット」「ハムレットマシーン」「罪と罰」のテキスト(アフタートークでの三浦主宰談)にフリートーク風の会話と、こちらも「リミックス演劇」。
光のサークルや「命の風船」(どうやってあの高さに浮かせているのやら?)という美術・小道具(?)もユニークにしてポップな雰囲気も。
どうやら「ハムレットマシーン」という戯曲は「液体」らしい、なぜなら演出家・上演団体によってカタチを変える……なんてことを考えた。(また、「戯曲は皿、演出家はDJ(もしくはミキサー)」説も)
これからの8団体はどんな「容器」なんだろう?