満足度★★★★★
ああ! なんと刺激的な「青の時間」!
高速回転のセリフと意味があったりなかったりの激しい動き、そして大音量だったり、叫んだり、ひそひそ声だったり、ライトが当たっていたり、薄暗かったり、前にいたり後ろにいたりする、緩急&大小&明暗が織りなす舞台は、刺激的で観る者を飽きさせない。
次々と現れ、予想を超えるイメージの攻撃に目も耳も釘付けになってしまった。
セリフは聞き逃さない、動きも見逃さないぞ、という意気込みで臨んだのだが、それでも残念なことに、ときどきはつかみそこねてしまった。
あまりにも同時にいろいろなことが行われているからだろう。そういうときは、部分でなく、全体をぐわっとつかめばいいのだろうが、なにしろそんな余裕はこちらにはなかった。
正直、また同じものを観たいと思った。
・・・よく考えたら(よく考えなくても)、放送があるのだ。それは好都合・・・しかし、それは「体験」ではなく「追体験」でしかないんだろうなぁ。
あの舞台から届く力は、ブラウン管だったり液晶だったりの中からも同じように届くのだろうか。
それでも、もう一度観られるのはありがたい。