満足度★★★★★
鑑賞日2018/04/06 (金) 16:45
座席3階3列22番
片岡仁左衛門の作品は、過去幾つも観てきましたが、
昨年、国立劇場で「通し狂言 霊験亀山鉾」を観て、
久ぶりに孝夫(この方がしっくりくるなあ)悪の魅力に痺れました。
そこで、齢を考えると、彼の舞台は、少なくとも関東でやる演目については
全て観なくてはと決意した次第。(ただし、先月の玉三郎との共演を見逃したのは大失態)
今回の「通し狂言 絵本合法衢」は最高。これぞ悪の境地という芝居で、
ご本人もこの芝居は体力的に今回が最後になるだろうとのこと。
そこで松竹が気を利かせて「一世一代」と付けています。
そごいんですよ。
無茶苦茶な悪の魅力。とにかく何人殺すんだよ!てなくらい、殺しまくります。
最近はやりのナレ死もあったりして、え、殺されちゃったの!てのも含めて、とにかく、冒頭に出てきた人物、
みーんな殺されます。
「霊験亀山鉾」「四谷怪談」「桜姫東文章」と南北の作品とは、片岡仁左衛門はとても相性が良いです。
次回はどんな舞台やるんだろう。
期待、無限大ですね。