小栗上野介忠順 公演情報 劇団め組「小栗上野介忠順」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★★

     大抵の人が一所懸命に勉強をしていた頃、遊び呆けていた自分は、寡聞にして上野介のことを知らなかったが、今作を拝見、ちょっと調べてみると勝 海舟に勝るとも劣らぬ人物であったようである。(B組を拝見 追記2018.3.29 )

    ネタバレBOX

    アメリカへ渡る途上、咸臨丸に乗り込んだ勝が船酔いに苦しめられたのは、事実である。但し、帰路は、日本人が操縦して日本までの航海を無事に済ませた。何れにせよ“どうにかなる”と無責任に総てを差配した結果、幕府が滅びるに至った、という小栗の認識の正しさは決定的であろう。
     実際、今現在の日本が沈没寸前なのは、一切の責任から逃れ、攻撃の根拠を与えないように、隠蔽と嘘、詭弁と恫喝そして雲隠れを繰り返す安倍晋三のような国賊が頂点に立ち続けている現状を見れば良く分かろう。而も人事権を握られることで格好の逃げ場を見付けた腐れ官僚共は、主人が国民であることを都合よく「忘れ」、人事担当者の顔色伺いに躍起である。硬直した思考を変える努力などは、馬鹿にして数の多い東大文Ⅰ及び学士会の繋がり等の土壌に安堵して腐るがまま。腐り切った屋台骨が何時崩れてもおかしくない状態にある。今、我々民衆が為すべきことは、我々の力で社会を変えてゆくことであろう。そのような活力の素を頂いた公演であった。

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    2018/03/29 02:30

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