満足度★★★★
竹内浩三を題材とした作品だが、現代の東京に暮らす青年(学校ではいじめに遭っている)が夏休みに死んだ父の郷里である伊勢(竹内浩三も然り)の祖母宅で過ごしたひと夏の物語、といったところ。竹内のキャラ付けが良く、青年との交流を一つの軸に、また祖母や地域の人たちとの交流をもう一つの軸にドラマを紡ぎ、さりげなく戦争と竹内浩三を織り込んでいく。現在を主に置きながら過去に触れる、そのバランスが絶妙だった。快活で笑いも取る竹内キャラが秀逸。TOKYOハンバーグ大西弘記作、関根信一演出で無駄を排した現代的な舞台となった。
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2018/03/25 07:28
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