満足度★★★★★
この劇団では久々のエンターテイメント。客演も多く、総勢15名で、いつもの倍近い俳優陣。凝った位置の舞台づくり。あの陰鬱なマクベス劇が絢爛豪華、人間の欲望に彩られ、一挙春を越えて、夏そして奈落の秋を駆け巡る。
衣装が独特で、いかにも豪華。一人一人凝っている。それぞれの役者に考えさせたのだろうか、見ているだけで面白く、いつもの劇鑑賞とはちと違う視点から見ている自分に気づく。
展開としては、いかにもマクベス劇なのだが、悲劇に見せないところがユニークで、よくぞこれほど人間の悪を面白、おかしく、楽しく見せてくれたことよ。
今までの無名劇団の抑え込んできたところを一挙解放し、拡散させた喜びさえこちらに伝わってくる。
役者としては男になり切っていて楽しく演技していたマクベスの島原さん始め、マクベス夫人となる今井さんの妖気漂う色香、そして父を殺され愛するマクベスを敵とする難しい演技を見事こなした東田さん、夫に裏切られながらも愛して、そして憎むマクダフ夫人の中谷さん、それぞれ見事でした。
いつも狂気を見せてくれる泉さんがアッという間に出番がなくなり、ちょっともったいなかった。それと、例のあの3人の魔女たち。ある意味この劇の主人公たちでもありますね。この劇のエンタメ盛り上げ隊でありました。
いやあ、とにかく楽しい無名劇団。みんな、みんな花開いていました。
2018/04/04 12:56
観てきた!へのコメントありがとうございます!お返事が遅くなりまして申し訳ございません!
この度は『青のマクベス』ご観劇賜りまして誠にありがとうございました。
またあたたかいお言葉の数々、本当にありがとうございます!!!劇団員それぞれへのコメントとっても嬉しいです!!!励みになります!!!衣装も一から一人一人の役にあうよう試行錯誤して作っていただいたので嬉しいです!!!
素敵な客演の皆さま、スタッフの皆さまに支えられ、助けられ、無事『青のマクベス』を終えることができました。今後とも劇団員一同精進してまいりますので、ご声援のほどよろしくお願いいたします!!!