満足度★★★★
人が死ぬということが身近でなくなった昨今では、看取ることも特別なことに。死に向かうおばあさんを縦糸に、トランスジェンダーの孫、パワハラで退職するトリマー、前科の過去を引きずる男、ADHD気味の民生委員など訳有り人の横糸が絡み心地よいテンポで物語が進む。現代社会の問題を凝縮した世界を口角が緩む笑いで見せる巧みな脚本と演出。誰しも知らず知らずに人を傷つけ、傷つかれ生きていることを認識させられる。劇場を出て足取りが軽くなる舞台でした。
ネタバレBOX
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2018/03/23 06:26
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