灯影ノート 公演情報 演劇ユニット「クロ・クロ」「灯影ノート」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★

    鑑賞日2018/03/17 (土)

    17日ソワレ(120分)を拝見。

    ネタバレBOX

    「コミュニケーション」の話だと受け止めた。いや、「会話」と言った方がより相応しいだろう。
    ヒトミはキヨコにシャワーを浴びせかけるかの如く喋り続けるも、結局、キヨコの気持ちを踏みにじる結果に…。
    ミキ・ユカリ姉妹の家族が崩壊しかかったのも、シイに引っ張り回されていたイベの傷心も、そして、キヨコ達が存在する仮想世界の創造主・ゼノとゴスとの関係も…目の前にいながらも伝わらない・理解されない想い。
    唯一、2ウェイの「会話」として成り立ったのが、次元を超えたキヨコとアリスの二人の関係だけだったというのは一種のアイロニーか。

    この作品を構成する「箱庭」というマトリョーシカな世界観に関しては、当日パンフの詳細過ぎる登場人物紹介のおかげで把握できた。仮想世界での個々のエピソードも肌感覚で実感し得た。しかし、個々の仮想世界と、アリス達のいる現実世界を貫くテーマに関しては…いまいち、自分には理解が届かなかったかなぁ。
    とはいえ、不思議と惹きつけられる2時間だった。
    なお、出来るだけ観客にわかりやすく、という意図なのだろうが、前述の当日パンフで「ゴス=アリス」をバラしてしまっているのは、首を傾げざるを得なかったなぁと付記しておく。

    【配役】
    仮想世界(1980年前後)
    キヨコ…松本真菜実さん(熱演!あっぱれ!)
    フルタチ…千頭和直輝さん
    ヒトミ…岩浦さちさん

    仮想世界(2000年前後)
    ミキ…木村優希さん
    ユカリ…花奈美咲さん
    ユウダイ(今回一番シンパシーを感じた役柄でした)…大寄正典さん
    フミ…キジマチカさん(どこかで見覚えが…『狂乱フリーク』以来!)

    仮想世界(2020年前後)
    シイ…斉藤可南子さん
    イベ…中込博樹さん
    ワタヌキ…長瀬巧さん
    トレント…伊織夏生さん

    現実世界(2060年前後)
    アリス…岩元由有子さん
    デイブ…鈴木健太さん
    ゴス…佐藤匡さん(『新宿の紫のバラ』に引き続き…演技が目に焼き付きました)
    ゼノ…植松りかさん

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    2018/03/18 04:06

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  • ご観劇頂き、ありがとうございました❗
    (*^▽^*)

    2018/03/20 17:32

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