満足度★★★★
19時開演、会社帰りでも悠遊間に合う。1時間ほどのダンス公演は苦にならない。
コンテンポラリーダンスってのは相変わらずよく分からないのだけれど、前回観たときも、なかなか楽しいステージだった。
プログラムには出演者14人の名前と血液型!だけ。
ACDCはオーディション合格者が10日間のワークショップを兼ねた稽古をして舞台に臨むらしい。
ほとんど女性だったけれど、男っぽい激しい動きのダンスも迫力があった、地元劇団が劇中に見せるダンスとは段違いだ。ただ、さすがに目が慣れると一人一人の技量の差が見えちゃう。
テーマは恋。舞台を見ていると、男と女の出会いや別れに見えなくもない。逞しく自律的な女性像と、相変わらずか弱い女性を求める男性の視線とが舞台に交錯する感じで面白い。
普段着にベレー帽で舞台挨拶をした近藤良平さんが、そのままの姿でソロで踊るシーン、キレのいい動きと軽やかの身のこなしはさすがプロだね。
訳が分からなくても、コンテンポラリーダンスは、脳の老化を防ぐと平田オリザが書いていた。ダンサーの華麗な動きを見ているだけでも血流がよくなりそうだ。