遭難、 公演情報 成城大学 演劇部「遭難、」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★★

    観劇中、私の中で何度も「性根」という言葉が頭をよぎりました。

    生徒の自殺未遂問題によって別棟の職員室に追いやられた4人の教師。
    連日、きっつい生徒の母親が責任を追及しにやって来るのがその理由で、まさに針の筵の職員室。
    往々にしてトラブルが起こった時、その人の性格が露わになってしまうものですが、その赤裸々な人物像をリーダー格教師を筆頭に、どの役者さんも見事に身にまとっているので、すこぶる面白い。

    もう少し高齢で、それこそプロの役者さんが演じた方が完成度は高いのかもしれませんが、彼女達が創り上げ醸し出す空気感は唯一無二。
    この公演で本作『遭難、』に初めて出逢えた事は、とても幸運だったと思います。
    前提として戯曲の良さも当然ありますが、その肝(きも)を充分汲み取った人間模様に、幕が上がったその瞬間から速攻引きずり込まれてしまう力強い公演でした。

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    2018/03/04 22:07

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