満足度★★★★
あっという間の140分だった。全然長くないじゃん!
一足の靴を通して、いろんな人生を描く。喜怒哀楽いろいろ詰まって、言葉だけじゃない表現もあって、演劇ってカッコいいなって思う。
阪神淡路大震災から23年の今日、初日を観れたのは何の縁かなぁ
クツ。すごい。身体演出ってそういうことだったんだ!というAHA感。キ上は見たけどリジッターは初だったから。すごい。
ソコノ。中盤から後半へ持ってくエネルギーが見事。キ上の時も圧倒されたけど。
カグラ。強さと弱さ、華やかさと儚さ。ダンスシーンも目を引く。
寅三。前しか見てない。未来しか見てない。希望と生きてる。その純粋さと、それが故に傷つく周囲と。加減が難しそうな役。衣装が好き。ムネトさん、やっと見れた!
ウシガワ。動ける塩様はすごいけど、動かない塩様も素敵。最小限の言葉と動きで役の人生を見せられる技術、半端ないなぁ。
野口。後半でソコノに語りかけるシーンの優しい顔が好き。前半からフラグは立ってたけど、軽くじゃなくてしっかりと回収してくのいいよね。全5役で、裏で一番忙しかったのでは説。
あと、塩崎さんと野口オリジナルさんが体を張った別役やってて、振り幅すごっ!パンチ力高い。
シュウ。最初、ハヤトの父かと思ってた。兄だった。ごめん。兄弟の会話が説得力ないのに重みがあって、男の子ってそういう生物なのかな、なんて。
スーパーホームレス。衣装がかわいい。いや、かわいくっちゃいけないんだけど、手の掛け方がすごい。素の沼さんに近い柔らかさが好き。
他にも言及しだすとキリがないので、この辺で。
スタッフ。
美術と照明がすごい。美術は、どこまで集めてきてどこから作ったのかわからないけど、あっぱれ。劇伴も作り込んであるから、集中が途切れないんだよね。