満足度★★★
鑑賞日2018/02/20 (火) 19:30
主宰で作・演出の富坂の出身校、千葉県立国府台高校を舞台とした作品。よく似た『ナイゲン』を見たときにも思ったが、この系列の作品では富坂の思いが強すぎて、芝居が長くなる傾向がある。もちろん、ドタバタ的な大笑いの中で展開される、シチュエーション・コメディはよくできているが、もっとスッキリとできそうな気もする。富坂自身が劇中の齊藤的ポジションにいるように思う。そして、この系列では、結局「長い物に巻かれる」結末になっているのが惜しい。
むしろ『時をかける稽古場』のような芝居にシフトする方が良いのではないか。