満足度★★★★★
会場は表参道の美容院。お店の方の協力でフロアはすっかり片づけられて、普段は美容院にきたお客さんが座る椅子が両端に置かれて客席になり、その前には座布団席が作られています。お店の内装はそのままで(2日目には正面に舞台美術)、あとは簡素な照明と音響。観客が入り口で書いた「単語」と「セリフ」が帽子から取り出されて物語が始まります。即興ですから、物語はあちこち意外な方向へ飛んで行きます。演者の一人である末原氏は、一昨年毎月一人で即興のお芝居を打っていましたが、今回は4人です。素人考えですが、一人なら好き勝手に物語を考えて進めて行けそうですが、相手がいると言うことはその先が分からない、決められないと言うことですよね。どう考えて、どう組み立てようとするのか、今度お会いできたら聞いてみたいものです。思わぬ展開に笑わせられたりハラハラしたり、そして2日目に1日目に演じられた4作の中から選ばれた作品が上演されました。その場に居合わせることができて幸せです。