満足度★★★
鑑賞日2018/02/03 (土) 19:30
チラシに書かれている通りの物語で、鬱で休職した女性の見た一種の夢落ち的な展開。ありふれた場面の連鎖で、あまりにも現実にありそうなので、逆にビックリしたが、「法則」という役名のレベッカがいるあたりが、夢だと伝えているのかもしれない。久々に舞台で見た石井舞の安定感は流石だと思う。悪い人はいない、という展開だが、意図の「悪」と表現形の「悪」は区別されるべきで、今は表現形の「悪」が許されていない社会だと思う。白を基調とした抽象舞台と、照明が美しい。
「存在と証明1」とあるのだが「2」はあるのだろうか。観てみたいと思う。