iaku+小松台東「目頭を押さえた」 公演情報 iaku「iaku+小松台東「目頭を押さえた」」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★

    鑑賞日2018/01/31 (水) 19:30

    座席1階2列

    価格3,500円

    誰もコメント書いていない!(汗)こう言うのは書きづらいですよね。書きますけど。

    これから見る方に注意して欲しいのは、劇場に入ったらセットがあるので観ましょう。右側に居間のテーブルになるオブジェがあります。そこで会話をすることが多いので、席は中央かやや右寄りをオススメします。左は役者が影になって他の役者が見えないときがあります。つまり昨日の私はしくじりました。

    さて作品の感想ですが。前作もそしてこの作品の前回次も評判のいいiaku。
    私には初iaku。期待しました。しかし残念今回私好みの作品ではありませんでした。

    それはなぜか。
    物語そのものを振り返ると「何を表現して何を伝えたかったのか」。これが私に届きませんでした。

    ネタバレBOX

    集落の決まりがあり、それを取り巻く村の人々の様子。そこに来る人、去る人。
    その人間模様を描きたかったのでしょうか。

    そこに住む人それぞれのパーソナリティがなかなか見えません。一番よく色濃く見えたのが遼の父でしょうか。
    遼は修子と並んで主役と思いますが、露出が低すぎて「カメラが好き」、それ以外の彼女が見えません。

    集落という特有な土地を描いてはいますが「教習所」については疑問でした。
    恐らく少し離れた町にそれはあると想像できますが、昔から住んでいる土地なのに修子はなぜ「噂」を配慮しなかったのか。悪意があれば納得ですが、その後の台詞からはそんな様子もありません。

    遼の父も「反対」する理由が「父として寂しい」のか「自分の仕事に影響がある」のか。台詞からは想像できましたが、何か土下座まですることがしっくりきません。

    また修子が「あの人が好き」という理由も見えません。どこが好きか、何がきっかけで好きになったのか。嫉妬の背景が見えません。

    のちに同じ年のいとこ同士の対比を表現したのではと人から教えていただきましたが、私には伝わってきませんでしたね・・・。

    見えません、ありません、だらけになりましたが、私はどんな土地に住んでいても人間がもっとメインになって、役者の技量も見せつけるような作品が好きです。
    風琴工房の「ちゅらと修羅」を見た時と似た印象です。
    人を取り巻く環境や背景はもっと身の回りの日常的なほうが私には「人間」「役者」をじっくり見るのに適しているのかも知れません。

    今回の作品は否定的になりましたが、「粛々と運針」の再演は観たいと思います。

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    2018/02/01 11:28

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