第3回 神奈川かもめ短編演劇祭 公演情報 神奈川かもめ短編演劇祭実行委員会「第3回 神奈川かもめ短編演劇祭」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★

    Aのみ鑑賞。
    シャカ力(りき)は四国から3回連続出場だが第一回のインパクトから昨年落ちた(レベル的に)所を見事這い上がった。最後の味加減を見る(出演を兼ねた彼でない)演出が欲しい。
    中国代表も複数劇団による座組だが構成がシンプルで、笑いとシリアスの共存する風味が冒頭から出来上がっていてオチもOK。好きな世界。
    三つ目が戯曲選抜組だったが何故か睡魔が襲い、複数エリアの「関係」を序盤で見失ったら後は霧の中、出来はよさそうだったが外さざるを得ず。
    神奈川選抜は最後にほのぼの良い気分な処理は相変わらずという感じ。小田原の劇団だが、私の中にある「神奈川な感じ」というのが実は苦手(説明は省く)。だが面白く作られてはいた。
    という事で票は四国代表、中国代表の二つ。

    ネタバレBOX

    コンペとして成熟してほしいと思いつつ、昨年までの愚痴を言えば・・
    客は神奈川県民多数らしく、それは良い事なのだが、地元が勝って「いえ~い!」とJリーグに似た妙な空気が流れる。恥ずかしくないか、と思う。あなたも神奈川県人、私も神奈川県人、だから神奈川代表に入れるよね、それが神奈川県人だよね、あ、周りみんなそうじゃん、応援するぞ、おう! 馬鹿か。
    集団化すると集団外の存在が見えなくなる、的なのはいやだ。コンペを開催する、参加する資質としてどうか。
    勝ために競うスポーツ文化とは戦い方の異なる芸術文化、勝負は真剣で良いし喜ぶのも良いが投票が地元に偏ったら恥ずかしい、フォローせねば、と思いたいもの。

    アンケート用紙があれば書き連ねるつもりだったが用紙がなかったのでここで。願わくは考慮を。
    実は観客票については今回から「4劇団から2劇団を選ぶ」システムに変更(確か)となった。これは神奈川に集まりがちな票の分散効果がありそうだ。(これ以外に観客賞というのもあるので重複してしまう)
    で、審査員票だが、持ち点が100とかあって、前回まではそれを各劇団に配分する形だった。従って、差を殆どつけずに点数を配分すると、観客票で大きく割れた差に拮抗する票力に全くなり得ない、という事が起きる。第一回で学習した審査員は若干差を大きく入れていたが、初心者は1点差とかで、「差」をつける意味がない。審査員のみで競う場合は問題ないが、観客票と合わせるため、観客と同じレベルの競争モードを持たないと得点の意味じたいが無くなってしまう。
    (ただし昨年は上位2劇団の一騎打ちで僅差勝負となったため、コンペとしての盛り上がりは出た。)
    審査員も○式か順位式にして、係数を掛ける、などで「勝負」感を出すならはっきり出したい。
    さて、今回はどうか・・。

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    2018/01/28 08:56

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