美しきものの伝説 公演情報 文学座附属演劇研究所「美しきものの伝説」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★

    俳優の卵の発表だが文学座のそれは、役との年齢差を見事にこえ、発語のニュアンスの精度は一つ上を行っている。Bを観劇したが、見応えあり。
    宮本研作品は二度目か。大正期の傑人たちの私的世界にフォーカスした群像劇で、主な語り手に堺利彦、中心に大杉栄と野枝、その周りに島村抱月と松井須磨子、作曲家中山晋平、荒畑寒村、その他の人々。時代は東京大震災に先立つベルエポックの時代。
    1968年文学座初演(書下ろし)。
    最後に流れる歌が良い。素朴な旋律、深い(転調のある)コード進行は林光との事。古きよき日の映画や演劇を林光の音楽は彷彿とさせる。

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    2018/01/28 08:07

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