満足度★★★
この舞台にはP席というエキストラの席があり、報酬分が値引きされて(?)、2,000円で観劇できます。舞台の張り出し部の両側に立って一斉に返事をしたり、手を振ったりします。私がKAATに着いたときはちょうどP席の皆さんが1階での練習を終えてぞろぞろとエスカレーターを上がるところでした。60分前に集合なので練習時間は実質30分もないでしょう。
一般席から見ていると短時間の練習にも拘わらずかなり統制がとれていました。合計100人もいたでしょうか、大勢が行動する迫力は出ていました。あんなに近くで観ることができてしかも得難い体験ができるのですから気力体力があれば絶対P席ですね。
P席の盛り上がりの一方で一般席は静かでした。普通は観客席に元気な人と静かな人が混じっていて、元気な人につられて静かな人もリアクションするわけですが、今回は元気な人がP席に集中して一般席が手薄になったのではと思いました。本当のところは分かりませんが。
内容については歌が残念の一言です。男性俳優陣は普通ですが、始まってすぐの「マック・ザ・ナイフ」はあまり良くなく、若い女優さんもあれまあというレベルでした。音響が悪かったことも大きいでしょう。もっともP席ならライブ感覚なので歌や音響の悪さは当たり前で楽しめたでしょう。
ポスターが売っていました。B2版(728x515)で500円です。