満足度★★★★
鑑賞日2018/01/18 (木) 19:30
価格3,000円
1編目「最後の夏の夜の夢」は後日譚(パックがあれからずっと似たようなことを繰り返していたというのが可笑しい)にして人情噺的に落とす本歌取りなのが愉しい。
2編目「Romeo」は原典の台詞を抜粋し並べ替えて違う物語を生み出す奇策で、台詞が全て尻取りだったり使える文字を1つずつ減らしていったりした往年のLast Brandの作劇を想起。
3編目「除夜」は(人物構成は「リア王」に近い?)元ネタとしている「十二夜」を刺身のツマ程度にしか使わないが、父と娘たちの和解(?)を描いてドラマ性は一番。
それぞれ異なったアプローチなのが興味深かった。このパターンで「〇〇の何か」第二弾、第三弾とシリーズ化というのもイイんでないかい?