満足度★★★
鑑賞日2018/01/20 (土) 18:00
座席1階H列
価格5,500円
リジッター企画の公演はここ数年欠かさず観ていますが、今回の作品は世間の評価ほど私は高くありません(愛情をもって嘘は書けない)。
私のハイライトは森脇さん演じる靴と斉藤ゆきさん演じるハヤトとの触れ合うダンスでした。森脇さんのしなやかな動き、完全に少年を演じるゆきさんがとても眩しかったです。ストーリー上の都合は承知だけど、その後の持ち主とももっと触れ合って欲しかったですね。
現実の劇団とその脚本家が書いている本の内容を演じます、そこに震災の話。
その世界を整理するのに頭を使ってしまい、役者の演技や細かいところに目が届きませんでした。それは普段私が小さい劇場にて役者の表情を見ることが好きだからなのかも知れません。しかし私の中からここを除いてしまうと「映像」とほぼ変わらなくなってしまい、劇場まで足を運ぶことに意味がなくなってしまいます。
いままで小さい劇場で行っていた劇団が大きな劇場になっていくとき、ファンは誰しもここを通る道なんでしょうかね。
それと観劇初心者にはちょっとキツイです。
実際私もストーリーが整理できず、焦点もどこだったのかいまだにわかりません。
これで5000円overですか。場所代の事情でしょうけど高いです。
また役者面会についても中途半端でした。
野口オリジナルさんのツイートを見ていたので私は「役者面会はなし」と踏まえて行ったのですが、実際は役者関係者が出口に固まり変な雰囲気でした。私は連れもいたのでそのまま失礼しましたが、初めて来たお客様はどんな気持ちで帰ったのかなと気になりました。一般客の面会ができないなら関係者の面会は別の場所がよろしいのではないでしょうか。
小さい劇場でやっていたときのように、観劇初心者にも優しい環境を心がけて欲しいです。