銀河鉄道の夜 公演情報 TOKYO NOVYI・ART「銀河鉄道の夜」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★

    宮沢賢治は、やっぱり素敵だ
    物語自体は、やはり面白い。
    闇や光の使い方は雰囲気があり、よかった。
    前半はテンポはいまいちだったが、後半は少し良くなった。

    真摯な印象を受けたので、とりあえず、ほかの演目も観てみたいとは思った。

    ネタバレBOX

    主人公のジョバンニのモノローグがすべてスピーカーから聞こえるといういうのには、ちょっとがっかりした。
    モノローグの量が多く、しかも重要なので、それがすぐ目の前にいる俳優の生の声で聞こえないということで、観ていて主人公へ気持ちが入らない。
    しかも、この劇場は、観客と役者の位置が極めて近いだけに、モノローグを言ってるはずの本人が舞台の真ん中にいるにもかかわらず、その声は、舞台の端にあるスピーカーから聞こえてくるのだ。

    また、座った席が悪いのかもしれないが、正面にどかんと壁があり、本当は近いのに、実際に演じているメインの場所がやけに遠く感じてしまった。
    舞台の使い方自体は面白いとは思ったのだが。

    ジョバンニは悲しむところで、役者が本当に泣いてしまって、しかもいつまでも涙を流しているのには、ちょっと驚いたが、最後に全員が登場するときに、舞台では顔が見えなかった俳優まで、明らかに泣いていたという顔をしていたのには、かなり驚いた。
    それだけ、芝居に入り込んでいたのだろうか。自分たちの芝居に感動してしまったのだろうか。ちょっと不思議な感じだった。

    「同じ演目を違うキャストで」というのもこの劇団のウリのようだが、実際に自分が観た日は、誰が何の役なのかぐらいは知らせてほしいと思った。
    配役が簡単に書いてあるチラシを当日配布されたのだが、例えば、ジョバンニならば、3人が演じているのがわかるだけで、この日はそのうちの誰が演じていたのかがわからなかったのだ。

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    2009/02/17 03:27

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