満足度★★★★
介護は肉親だからこそうまくいかないことがある。
そして介護には後悔がつきまとう。家族に先立たれた者も同じ。
テクノロジーが慰めてくれることもない。
プライムとは「 ′ 」のこと。舞台に登場する「アンドロイド」のことを指し、いわゆる「不気味の谷」のことを指しているのではないかと思う。
その「不気味の谷」を演じることで人間との違いを見せた役者が上手い。
そしてラストの不気味さ。
浅丘ルリ子さんの“普通にどこにでもいるおばあさん”ではない感が、翻訳物に登場するアメリカ人のおばあさん役にぴったり、とも言える。
ただ、どのタイミングでも付けまつげたっぷりお化粧バッチリなのは、少々違うとは思うのだか(笑)。