満足度★★★★★
①孤独を住みかにしながら孤独に抗う人たち。コミュニケートが上手くできないけれど人恋しい人たち。
照明にもBGMにも頼らずに、言葉を裸にして、剥き出しの感情と欲望を晒して、人間の本音と自分を突きつけてくる。装い作ったものでは意味がない。生き方を問う作品。
②モノローグを静かに折り重ねた世界は、シンシンと降り積もる粉雪。ゆっくりと世界を白く塗り替えていく。視線を合わせることの少ない作品は所作が際立つ。
大塚由祈子さんが喫茶店で立てた人差し指👆
今井由希さんがセーターの袖で📱レンズを拭く👆
美しい残像が残る😌
③左右にある大きな窓を隠すこともなく、渋谷の街の建物も明かりも喧騒もみんな作品の一部。素舞台に心をヌードにした男女が交錯する。裸の言葉は裸の身体よりもエロティック。観客の上気した欲情が、ゆっくりと窓に結露を作り、世界にソフトフォーカスをかける😌💨
④地味なイメージを勝手に抱いていた俊えりさんの発語の素晴らしさに🙌
グラマラスなこいけさんはずっと険しい顔で誰かを睨んでいる…のに可愛らしく見える不思議。
今井由希さんは彫像と見まごう美しさ。ミロのヴィーナス👍
大塚由希子さんがイイ塩梅の脱力で言葉を紡ぐ