満足度★★★
鑑賞日2017/12/24 (日)
下北沢の駅前劇場にて劇団献身さんの作品を初観劇。身動きが取れない程に会場は超満員。主宰の方がユニークな前説で会場の雰囲気を和ませ、疾風感のあるカッコイイBGMと照明で本編がスタート。6年前に上演した作品のリメイク版という今回の作品は、主宰の方が6年前22歳の時「こうだったらけっこうやばい自分の28歳の状況」を想像しながら書き上げたもの。簡単に言えばミュージシャンになる夢を追い続けるものの、なかなか夢が実現しないまま年月と絶望が訪れるという展開のお話でしたが、絶望感がコミカルに描かれていて決して重々しくなく、どんな展開になるのか興味深く拝見させて頂きました。ストーリー的には奥深さはなかったものの、若者らしい視点で世の中を捉えたなかなかアグレッシブな作品だったと思います。下ネタが多かったためかやや品を欠いた印象になってしまった点、一番何を伝えたかったのかがやや曖昧に感じてしまった点が残念。