果ての踊り子 公演情報 劇団晴天「果ての踊り子」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★

    95分。

    ネタバレBOX

    ある砂漠地域の集落的な土地で、竜巻や地下水の水位降下がみられ、土地の神に生贄を捧げるという話。とある土地で窃盗や売春?で何とか生きようとする三人の元に、敵対する土地の者が舞い込むという話。の二つが交互に語られる。生贄編では、神の声が聴ける男の妻であり美しい踊り子の女とその妹の踊り子のどちらが生贄になるのかとか外の国から来た男の影響で土地を捨てようという話が入り乱れ、結局生贄には予想を裏切り妹が指名される。三人の話の方は、敵の土地との抗争?で三人の内の女がどこかに閉じ込められるというような展開で、この女が生贄編の神の元となった?というオチ。

    話の魅力に欠ける作品という印象。話の核というか重心がどこにあるのかが掴めなかった。
    家族愛的なものがテーマなのかなとも思ったが、三人の方はそういう感じでもないし。終盤の踊り子の女と東から来た女の間にあるのは友情なのかな?。生贄編の方も神の声が聴ける男と美しい踊り子の間に愛情めいたシーンは少ないかなと。終盤の生贄になった妹とのシーンくらいかな。
    神話的な群像劇という見方でよいのかもしれないけど、とっちらかったように見えてしまい、誰かに感情移入するでもなく壮大さを感じるでもなく、という感覚だった。
    話の魅力に欠けると書いたけど、もしかしたら人物の思考や気持ちの表現の魅力に欠けるのかもしれない。

    笑えるとこが少ないのが残念。特に序盤の方の掛け合いとか退屈だった。普通に人物造形とか掘り下げるような会話でよい気がする。

    0

    2017/12/24 22:59

    0

    0

このページのQRコードです。

拡大