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君のそれはなんだ
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オイスターズ「
君のそれはなんだ
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unicorn(1870)
満足度
★★★
80分。
ネタバレBOX
深夜、民家もないような山道をタクシーが流していると白い薄着の女(鈴来亜由子)が大きなカバンをもって立っている。タクシー運転手(芝原啓成)は、幽霊だと思いビビりまくるも薄着の女を乗せ走らせる。すると大きなカバンを持った男(田内康介)が立っているので、ちょい安心して男も乗せる。そうこうするうちに、事故りタクシーは崖下へ落下。今度は小学生、中学生、高校生、大学生とだんだんと成長する女(川上珠来)の車に乗せてもらうこととなり、過去の自分を見たいという成長する女は車をもと来た道へ引き返す。なぜか道に迷い、車も溝にはまり困っているとこへ、通りかかりの男(平塚直隆)がやってきて、三人だけ乗せてやると言い出す。タクシー運転手と残し発進した車のなかで、通りかかりの男はタクシー運転手がなぜ血まみれなのか問い始める…。
(多分)通りかかりの男以外は皆幽霊なんだろうなという感じで終幕する本作、そのオチよりも中途の会話が魅力的。白い女を幽霊と思い込むタクシー運転手のオドオドあたふたするサマと、落ち着いた乗客ら対応とか妙にユーモラス。通りかかった男へカバンをもったヤツは幽霊だという謎理論と応対する男の困った感がウケる。
序盤、車を運転していない棒立ち状態にあって、運転していますとナレーションを入れることで、その後全編にわたり表現に幅を生み出したとこがうまい。成長する女の登場シーンの劇場扉の鍵閉めとか(未成年は幽霊だという謎理論を受けて)高校生がコート羽織ってるだけだから見た目女子大生でも未成年だ、という謎解釈とかとっても面白いと思う。
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2017/12/24 21:55
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