満足度★★★
鑑賞日2017/12/22 (金) 19:00
くによし組の傑作を東大の学生劇団が上演するというので観に行った。学生が多いのだろうが、演技的には問題はないのだが、アキラ君の母親・その恋人・ネットカフェの客、という、1世代上の役を演じる役者が、そう見えないというのが惜しい。それと、アキラ君は老け顔だが、実際に老けているわけではないので、老けた動きにするというのはどうなんだろう、とも思った。当パンに潤色・演出の松浦祐矢が「この芝居で何かが言いたいわけではない」と書いていたが、作者の國吉は何かを言いたかったのではないかと、くによし組の公演を観た時は思った。そこはどうなんだろう。