赤と青 公演情報 ラビット番長「赤と青」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★★

    アトリエに入り公演のパンフレットを開き、おお、病院が舞台なのかと。
    配役を見て、そして冒頭のシーンから芽生えた先入観が、
    見事に覆えされる展開、ああ、それかー!と。

    たぶん、避けがちな、触れない方がよさそうなテーマかもしれないけど、
    ちゃんと日常の中にある現実の世界を、今回もしっかりとしたエンタメに仕上げて魅せちゃう。
    こういう作品でうならせる力、ラビット番長ならではの面白さだと思います。

    階段を上がって中に入った瞬間から作品の世界観が始まってる、
    そんなこだわり、毎回細部まで手を抜かないのもさすがです。

    ネタバレBOX

    あの母親が「自分が正しい」と思っていることを、きっと世間一般は正しくないと思うわけで、
    ただ、母親の周囲の世界では、それが正しいことであって、
    自分が絶対に譲れないもの、というのは、こういう問題に限った話ではないなと。

    多くの人は、感情的に病院側が正しいと感じたと思うのですが、
    これは絶対にこうである、という考えや信念の違い、
    それぞれ揺るぎない正義や考えが平行線な中、
    中立な存在は大事なんだなと。

    黒板の存在がわかりやすさの手助けにもなり、効果的でよかったです。

    0

    2017/12/19 23:25

    1

    0

このページのQRコードです。

拡大