満足度★★★★
幻想が理想へ。 血を滾らせるには理想が必要、だが現実とは相容れぬ。じいさまを赤く染めた「わかんねぇ」刹那、小菊を紅く染めた高鳴り、開かずの扉を解かれる恐怖が押し殺していた本性、それが顕現したわが手、わが指先。 山彦の声とともに、我に返った袴垂れの向く先が唱われる・・・ ある種の清々しさを覚えた。
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2017/12/18 22:31
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