満足度★★★★
宮崎あおい のストレートな演技、吉本菜穂子は芸達者、六角精児の存在感。逃げるほうが大変だ!
あの宮崎あおいが、小劇場・青山円形劇場(約376席)で主演!間近で見れる!
そして、「ゴンゾウ」備品係ルミ子だった吉本菜穂子、映画「相棒」第2弾主演の六角精児との3人芝居。
何週かの円形状に並んだ座席の中央には、円形の囲み舞台、そこに自転車と信号、標識、街灯がならぶ。
締切りの夜、自転車で環状7号線を逃げる女性漫画家とそのアシスタント、追う編集者。
環7で寄ったファミレス"バーミア"の店長と店員と外人女性客、
劇中漫画の登場人物である男シドことカズ、女ナンシーこと葉子、カズの父親、カズの職場仲間、
編集者の妻と、急激に成長した1歳の子供、
数々の登場人物が、目まぐるしく入れ替わりながら3人が演じ分けて進む展開が面白い。
特に私のお気に入りは、ちょっと切ない「シド&ナンシー」ですが…結局どうなったの?
宮崎あおい さんは屈託なくストレートな演技で、本来いやな感じになりそうな主役の女漫画家先生すら、愛すべきキャラクターになってました。
もっともっとはじけた役を観たい!と思わせます。
吉本さんは落ち着いた感じで芸達者。
六角さんは舞台でよく見る方ですが、見た目のインパクトと存在感はダントツです。