満足度★★★★
成り行き上、望みもしないのに時空戦士トラベレンジャー“レッド”役に任命されたアルバイト学生。
そんなオープニングとくれば「なるほど戦隊コメディーか」と思いきや、彼の役者・人としての成長、番組制作者陣の熱き想い、1970年の時代を反映したレンジャー仲間の事情等がギュ~ッと詰まった“男前”で“大人向け”の人間ドラマでした。
撮影現場の騒々しさや華やかさで、ミュージカルとの相性はイイ感じ。
いくつものミュージカルナンバーは特撮テレビドラマに対しての“想い”をのせた曲が多く、活気づいてくる現場の高揚感とうまくリンクし、こちらの気持ちも段々とアガっていきます。
本作の中では数少ない一般人“主人公の彼女”の存在が切ないワンポイントに。